ホクロ

ほくろ

1.ホクロとは

ホクロは、皮膚にできるメラニン色素が集まったもので、全身のどこにでも現れることがあります。主に「単純黒子」と「色素性母斑」の2種類に分けられ、単純黒子は比較的小さく、色は薄い茶色から黒まで様々です。一方、色素性母斑は良性の母斑細胞が増殖したものです。ホクロは通常無害ですが、大きいものや異常が疑われる場合は、医療機関での診断や治療が必要です。

2.ホクロの診断

色素性疾患では、ダーモスコピーというカメラを用いて診断します。
 ダーモスコピーは皮膚病変の表面を拡大して詳しく検査できる診療機器で、メラノーマなどの皮膚悪性腫瘍やホクロなどの色素性良性疾患の診断に使用します。

当院では高性能なCASIOのダーモスコピーを導入しています。
 自費診療のご相談でもダーモスコピーを使用し、保険での治療が必要な場合はスムーズにご案内できるようになっております。

3.治療方法

ほとんどは良性の色素性母斑であるため、特に治療の必要はありません。数か月でいきなり大きくなった、血が出ることがある、形がいびつで大きいなど悪性腫瘍を疑う場合は手術切除が必要になります。切除した腫瘍は病理検査に提出して確定診断を行います。必要であれば追加治療のため総合病院を紹介させていただきます。